2021年10月22日金曜日

■抵当権(2009-29)【判例、条文知識問題】

民法改正に伴い解説に補足する。

【難易度】やや難。抵当権自体が理解するのに難しいだけに、根抵当関係についての正誤判断はよりいっそう厄介であったと思う。

ア)ーエ) 改正点なし。

オ) 誤り。第三者の弁済(474条)であるが、Cは債権者Aの同意を得てAを代位する事ができる(499条1項)。この結果Cは、Aが有していた一切の権利を行使できるようになるので(501条)、Aの抵当権を行使する事も可能である。野村-栗田-池田-永田『民法Ⅲ』第2版補訂(1999年、有斐閣)220頁以下。

【改正点】あり。旧499条1項は新499条に改正された。そして旧499条1項で必要とされていた「債権者の承諾」が、改正の結果削除された。つまりオ)でいう「Aの同意」を得ずに代位が可能となった。

丸山眞男「日本の思想」

   「思想が対決と蓄積の上に歴史的に構造化され」ず、ある論争が「共有財産となって、次の時代に受け継がれて」ゆかないという伝統が、日本の論争史にはある。論争において、「これだけの問題は解明もしくは整理され」何がそうでないか「けじめがいっこうにはっきりしないままたち消えになってゆく...